バックカントリー用具② ストック・ポール編

入門編 

  今日は、前回に引く続き用具編②バックカントリー用のポール(ストック)について紹介行こうと思います。ゲレンデ用のポールとの違いや特徴を説明してこうと思います。スノーボードの方も登るときに必要なのでぜひ参考にして頂ければ幸いです。

 

1,持ち手、グリップ

  バックカントリー用のポールは、グリップが通常のものより長くとられています。これは傾斜を登るときに短く持てるようにするためです。尾根を登るとき、雪庇や風の関係上、尾根の一番高い部分を登っていくことは少ないです。基本的に尾根の少し下がったあたりを登ります。そうすると片側が高く雪と手の距離が近くなり、反対側が低くなります。(あるいはその逆)その場合、山側のポールが余分に長くなってしまうため、短く持てるように持ち手のグリップの下の部分が長くなっています。


※ちなみに持ち手の紐ですが、登りの時はつけない方が良いとされています。雪崩に巻きまれた際にポールがアンカー(錨⚓)のような役割をしてしまい、雪に埋もれやすくなってしまいます。また前述のように持つ部分を状況に合わせて持ち変えるためにも紐に手は通さない状態のままの方が良いと思います。下りの際は、同様の理由でつけない方が良いという方もいれば、漕いで雪崩から逃げるために紐をつけて置くという方もおり、意見が分かれています。

リング

続いてリングです。基本的にパウダー用になるため、ゲレンデ用のポールのリングより円が大きくなっています。ゲレンデ用のものだと雪に刺さりすぎてしまい、かなり登りづらくなるため、大きいリングが必須です。最悪、長さやグリップなどはゲレンデ用のものでなんとかなるかもしれないですが、このリングは小さいとかなりしんどいです。実際スキーショップなどで500円~800円程度でリングのみの販売もあるのでリングは買ってとりかえるのもオススメです!

長さ

  長さは通常のストックよりは少し長めの漕ぎやすくものがお勧めです。長すぎると滑るとき多滑りづらくもなってくるのでそのあたりを踏まえ、長すぎないものを選びましょう。大体身長の7割前後と言われています。滑りやすさ、登りやすさを踏まえると、伸縮が理想です。というより、バックカントリー用で売り出されているものは、多くはコンパクトになるようになっています。種類は大きく分けて2つあり、太いポールと細いポールを合わさり、重なることで、伸縮していくタイプのものと、別れて折りたためるタイプの2種類があります。スノーボードの方は下りは使わないのでザックに固定します。なのでスノーボードの方は伸縮ポールのなかでも小さくなるものをお勧めします。スキーはある程度サイズが変えられれば良いので、折りたためるものなどを必要以上にコンパクトになるものを選ぶ必要はないと思います。

まとめ

  • 必須は大きいリングがついたものを
  • 持ち手のグリップが長くので、高低差のあるところは持ち変えて利用
  • 長さは身長の7割程度のもの。スキー、スノーボードそれぞれにあったものを。

  以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。訂正箇所やおかしいところがあれば更新しよう思いますので、コメントや問い合わせお願いします。

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