バックカントリー滑走時の基本行動

入門編

こんにちは。バックカントリーで一番怖いのは雪崩ですよね。今日は、バックカントリーの方にこれだけは覚えてほしい雪崩の基本的な注意点を紹介していこうと思います。皆様の安全で楽しい冬山登山の支えとなりますように。

雪崩が起きやすい条件 ポイントは2つ

① 斜度 斜度が大きいところでは発生しやすい 30°以上は特に起きやすいとされている。

② 植生 植生がまばらでひらけた斜面では雪崩が起きやすい

雪崩が起きやすい斜面のポイントは2つです。斜度と植生です。斜度が急であればあるほど雪崩は起きやすいです。また植生(森林)も雪崩の抑制にかかわっており、植生がまばらな斜面だと雪崩が起きやすいです。植生はともかく、斜度が何度以上~といっても最初はわからないと思いますので、一つ基準を言っておくと、この斜面滑りてぇ~~っと思う斜面は基本雪崩が起きやすい斜面です。ですので雪崩が起きやすいところを滑ってるということを自覚し、常に注意しながらバックカントリーを楽しみましょう!

滑走時の注意点

  上記で話したのはあくまでも自然発生において雪崩が起きやすい条件です。そこから人が滑るという人為的な要因も加わるとさらに雪崩がおきる可能性が大きくなります。またトラバースといって斜面を横断する行為も横断したところから崩れていく可能性が高いです。

なので滑るときやトラバース(横断)するときは一人ずつ滑っていき、一人は下や上でみているというのがバックカントリーでの基本的な行動としてあります。一人が必ず見守ることで万が一、雪崩によって埋没した時には埋没箇所を素早く見つけ救助できるようにします。またゲレンデと違い安全管理されていません。上からだと見ずらい穴や石などある場合も多いので十分注意しましょう。

ツリーホール

  滑走時の注意点とひとつとして、ツリーホール言う穴があります。樹木自身がわずかに持っている体温や枝葉などによって、樹木の周りにツリーホールという穴ができる現象があります。とくに針葉樹など冬でも葉をもつような植物の周りは注意してください。またシーズン初期や大雪が降った直後などは特に起きやすいので注意してください。ツリーホールに一度落ちてしまうと自力での脱出は難しくなってしまいます。発生の可能性があるときは樹木の周りには近づかないように気を付けてましょう!

以下、参考までにツリーホールの動画です。

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